結局女優の話も嘘、
結婚の話も嘘でした。
現実を整理するだけでもかなりの時間がかかりました。
食事もできず、睡眠もとれない日々が続きました。
友人からの連絡もすべて無視。
そこで行き着いた決意…
「死」
でした。
正直その時は、呼吸をするだけでも心がもやもやし、常に不安。
煙草をいくら吸っても、お酒をいくら飲んでも、常に不安。
トイレに行き、パンツを下すだけでも
「ハァ」
とため息が出る。
生きるってこんなに苦しかったっけ。
楽になりたかった。
だから、
お風呂場で、手首を切りました。
信じられないほど、血が出ました。
どんどん力が抜け、意識がなくなりました。
気が付いたときは、病院のベッドの上でした。
私と連絡がつかないことを不審に思った同じ店の友人が来てくれたようです。
友人は、私が目を覚ますなり、すごい勢いで泣いていました。
その姿をみて、とんでもないことをしたかもしれないと思いました。